日本、TMXパイプライン経由で2025年以来のカナダ原油輸入
カナダ産原油を積んだタンカーが2026年7月29日にバンクーバーを出港し、日本へ向かった。これは2025年以来初の同ルートでの輸送となる。船舶追跡会社Kplerによると、マーシャル諸島船籍の「フリーダム・グローリー」号はエクソンモービルが傭船し、最大75万バレルを積載可能で、トランスマウンテン・パイプライン(TMX)から積み込まれた。Kplerの報告では、日本の最大手製油会社エネオスがこの積荷を購入した。この輸送は、2月に始まった米イスラエルとイランの戦争によりホルムズ海峡の航行が混乱した後、アジア諸国が中東産原油の代替を急ぐ中で行われた。紛争前、日本は石油の90%以上を同海峡経由で調達していた。7月30日、東京は2026年の成長率予測を1.3%から0.9%に下方修正し、その理由として原油価格の高騰を挙げた。カナダ連邦政府が所有するTMXパイプラインは、アルバータ州からブリティッシュコロンビア州バーナビーまで日量89万バレルを輸送し、2025年第3四半期以降、ほぼ90%の稼働率で運用されている。今年、TMX経由のアジア向け輸出はバンクーバーからの全原油出荷の約77%に急増し、2024年の約51%から上昇した。イラン戦争以降、インド、マレーシア、シンガポールもTMX原油の購入を再開しており、米エネルギー情報局によると、カナダ産原油は現在、米国の原油輸入の約60%を占める。戦略的重要性にもかかわらず、カナダのマーク・カーニー首相は、先週ドナルド・トランプ米大統領がカナダ製品に新たな関税を課した後も、対米通商交渉で石油をてこに使わないと表明した。カーニー首相は信頼性を強調し、「カナダ人は信頼できる。だから、重要な商品の供給者であるなら、供給しないという選択肢は慎重に考えるべきだ」と述べた。
情報源
- Al Jazeera二次情報源
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