科学
金星の遅い自転と速い雲の謎が解明される
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天文学者たちは、1日が1年よりも長く、しかも上層大気がわずか4日で完全に自転する惑星を特定した。この惑星はWASP-43bと名付けられ、地球から約280光年離れたホットジュピターである。恒星に非常に近い軌道を回っており、1年はわずか19.5時間だが、自転周期は23.5時間で、惑星の1日が1年よりも長い。この異常な現象は、月が常に同じ面を地球に向けるのと同様の潮汐ロックによって引き起こされる。
この発見は、NASAのスピッツァー宇宙望遠鏡のデータを用いて行われ、研究者らは複数の軌道にわたって惑星を観測した。エクセター大学のチームが率いる研究者らは、昼側の極端な温度領域であるホットスポットの動きを追跡することで、惑星の自転を測定した。その結果、惑星の自転はこれまで考えられていたよりも遅く、大気力学の理解に影響を与えることがわかった。
この発見は、系外惑星の振る舞いに関する既存のモデルに疑問を投げかけるため重要である。自転が遅いということは、惑星の大気が予想よりも複雑で、強い風が雲を速く動かす原因となっている可能性がある。この研究は『ネイチャー・アストロノミー』誌に掲載された。研究者らは次のステップとして、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を用いてWASP-43bをより詳細に観測し、大気の組成や気象パターンについてさらに明らかにする予定である。
情報源
- Google News Science二次情報源
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