ジョドレルバンク、資金危機で英国物理学の頭脳流出リスク
2026年7月28日、ジョドレルバンク天文台の資金危機が重大局面を迎え、世界的に有名な電波天文学センターの将来が脅かされ、英国物理学における頭脳流出のリスクが高まっている。
チェシャー州の施設を運営するマンチェスター大学によると、同天文台は現在の運営を維持するために年間1500万ポンドを必要とするが、2026-27年度には800万ポンドの資金不足に直面している。緊急の介入がなければ、研究の縮小、望遠鏡の運用時間削減、主要スタッフの流出を余儀なくされる可能性がある。
直接影響を受ける研究者、エンジニア、サポートスタッフは100人以上。1957年に完成した象徴的なラベル望遠鏡の年間運営費は250万ポンドで、衛星追跡や宇宙現象の研究に不可欠だ。この危機は、世界の電波望遠鏡ネットワークであるスクエア・キロメートル・アレイにおけるジョドレルバンクの主導的役割も危険にさらす。
ジョドレルバンクは、1945年に物理学者バーナード・ラベルが軍用余剰レーダーを使って流星痕からの電波反射を発見したことに始まり、英国科学の基盤となってきた。2019年にはユネスコ世界遺産に登録された。支援者らは、頭脳流出が英国の科学的地位を低下させ、経済成長を損なうと警告する。
資金不足の原因は、政府助成金の削減、コスト上昇、2025年12月に終了した大規模な欧州研究助成金の打ち切りにある。2020年以降のブレグジットによる一部EU研究プログラムからの排除や、インフレに追いつかない横ばいの配分が資金を蝕んできた。2024年には科学技術施設協議会が研究能力の低下を警告したが、ジョドレルバンクへの追加支援は確保されていない。
2026年7月28日、大学の副総長は、つなぎ融資を確保するため科学・イノベーション・技術省との緊急協議を確認した。2026年9月までに解決策が見つからなければ、天文台は国際協力を停止し、トップ研究者の流出と英国科学への永続的な打撃を招く恐れがある。
情報源
- The Guardian World二次情報源
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