トルコとイラク、日量75万バレルの石油パイプライン合意
トルコとイラクは2026年8月1日、キルクーク・ジェイハン石油パイプラインを通じた原油輸送を維持する1年間の協定に署名した。これにより、イランによるホルムズ海峡の事実上の封鎖で湾岸からの輸送が麻痺する中、イラクにとって唯一機能する地中海輸出ルートが確保された。
トルコ国営のボタシュとイラク国営石油会社ソモ、ノックの間で結ばれたこの協定は、7月27日に失効した数十年にわたる二国間協定に代わるものだ。署名の4日前には、トルコのエルドアン大統領がイラクのアル=ザイディ首相をアンカラに迎えていた。
署名に先立ちアンカラでイラクのフダイール石油相と会談したトルコのバイラクタル・エネルギー相は、この通過協定が日量75万バレルの輸送能力を対象としていると述べ、「このパイプラインに関する新たな長期協定に向けた取り組みを続ける一方、この通過協定を実施した」とXに投稿した。
アル=ザイディ首相は別の投稿で、この協定を「重要な戦略的節目」と評価し、両政府は石油、電力、水資源、その他の協力を含む包括的な枠組み協定に向けて取り組むと付け加えた。
世界的な石油市場の混乱が、この協定に緊急性を加えた。2026年2月下旬の米国とイスラエルによるイラン攻撃によりホルムズ海峡が事実上封鎖され、イラクの石油輸出は80%以上減少した。湾岸からの輸送が停止したことで、月間収入は約60億ドルから20億ドル未満に急落した。
キルクーク・ジェイハン・パイプラインの最大輸送能力は日量約150万バレルだが、署名時点ではトルコのデータによると、主にイラクのクルディスタン地域の油田から日量約17万バレルしか輸送されていなかった。同地域の油田は、イランとの紛争開始以来、繰り返し攻撃を受けている。
アンカラは最終的にこのパイプラインをイラク南部の油田まで延長することを目指しており、両側は長期協定に向けた協議が進行中であることを確認した。
情報源
- Al Jazeera二次情報源
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