アーチャーとアンドゥリル、軍用電動エアタクシーを発表
電動航空スタートアップのアーチャー・アビエーションは、防衛技術企業アンドゥリルと提携し、軍民両用に設計された新たな垂直離着陸機「サンダー」を開発した。両社は月曜日、ファーンボロー国際航空ショーでこの機体を公開し、電動エアタクシー技術の軍事化における重要な一歩を示した。
サンダーはアーチャーのエアタクシー「ミッドナイト」の派生型だが、デザインはオリジナルとV-22オスプレイのような軍用機を掛け合わせたような外観を持つ。カリフォルニア州サンノゼに拠点を置くアーチャーは、主に都市部のエアモビリティに焦点を当ててきた電動垂直離着陸(eVTOL)市場の主要プレーヤーの一つである。パーマー・ラッキーが創業したアンドゥリルは防衛技術を専門とする。
この協業が重要なのは、eVTOL業界がエアタクシーサービスなどの純粋な商業用途から軍事用途へとシフトしていることを示すからだ。サンダーは物流、監視、場合によっては部隊輸送などの任務を想定しており、電動航空機の潜在的な市場を都市の空域を超えて拡大する。また、この提携は防衛契約がこれらの技術の開発と展開を加速させる可能性を浮き彫りにしている。
アーチャーとアンドゥリルは、サンダーの具体的な性能数値や生産スケジュールを明らかにしなかった。しかし、この機体はアーチャーの既存のeVTOL技術、特に電動推進システムとバッテリー技術を活用するとみられる。両社は、このプラットフォームが軍民両方の運用向けに設計されていると述べており、デュアルユース戦略を示唆している。
この発表は、米国防総省が静かで低熱の運用が可能な電動航空機への関心を高めている中で行われた。アーチャーは以前、米空軍のアジリティ・プライムプログラムで契約を獲得している。次のステップはさらなる試験と軍事評価の可能性だが、具体的な契約は発表されていない。この提携は他のeVTOL開発企業にも防衛用途への進出を促す可能性がある。
情報源
- The Verge二次情報源
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