科学
原始ブラックホールが天の川で恒星爆発を引き起こす可能性
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2026年8月1日に『アストロフィジカルジャーナル』に掲載された研究によると、原始ブラックホールが白色矮星を爆発させ、Ia型超新星として爆発させる可能性があるという。
これらの天体は、宇宙の初期に形成されたとされる仮説上の残骸であり、全物質の約90%を占める暗黒物質の候補とされている。
ニューヨーク州立大学工科大学および東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構(Kavli IPMU)の梁慎慈氏が率いる研究チーム(野本憲一氏、アレクサンダー・クーセンコ氏ら)は、白色矮星を通過するブラックホールのモデルを構築した。重力による潮汐力が恒星を不安定化させ、熱核暴走を引き起こすという。
シミュレーションは、超新星残骸ティコ、ケプラー、3C 397、および近傍のSN 2011fe、SN 2012cgの観測特性を再現した。
ニッケル56やニッケル57などの放射性同位体を調べた結果、天の川の恒星に見られる化学存在量の傾向を説明するには、Ia型超新星の一部が原始ブラックホールのトリガーを必要とする可能性があると研究者らは推測した。
2025年に同じグループが発表した論文で、このような爆発が標準的なIa型モデルを模倣できることを初めて示した。今回の研究は、超新星データと恒星の存在量の両方に一致することで、その主張をさらに強固なものにしている。
梁氏は、これらの捉えどころのない天体の特性について、その超新星への影響から間接的な手がかりが得られると指摘する。チームは、原始ブラックホールが引き起こす事象が、従来の超新星の全体的な個体数と発生率にどのように影響するかを調査する計画だ。
情報源
- ScienceDaily二次情報源
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