AIチップスタートアップEtched、著名投資家から評価額103億ドルを達成
AIチップスタートアップのEtchedは、著名投資家からの資金調達を経て評価額103億ドルを達成し、同社の技術に対する初期の懐疑論を覆した。ハーバード大学を中退した3人の創業者による同社は、グラフィックス処理ユニット(GPU)を必要とせずに、あらゆるAIモデルの推論を高速化する新しいチップとメモリコンポーネントを開発したと主張している。
今回の資金調達ラウンドは大手ベンチャーキャピタル企業が主導し、業界の著名人からの投資も含まれている。この評価額は、AIハードウェア市場でNVIDIAなどの既存プレイヤーに挑戦しようとするスタートアップにとって重要なマイルストーンとなる。Etchedの技術は、訓練済みモデルを実行するプロセスであるAI推論の計算需要を、従来のGPUよりも効率的に処理するように設計されている。
この開発が重要なのは、AI業界が高価で電力を大量に消費するGPUに大きく依存しているためだ。Etchedのチップが効果的であることが証明されれば、AIを導入する企業のコストとエネルギー消費を削減し、ハードウェアの状況を一変させる可能性がある。また、このスタートアップの成功は、NVIDIAの支配的なチップに代わるものに対する投資家の関心の高まりを浮き彫りにしている。
Etchedは2022年にChris Zhu、Robert Wachen、Gavin Ubertiによって設立され、彼らはこのベンチャーを追求するためにハーバード大学を中退した。同社は以前、評価額4億ドルでシードラウンドで1億2000万ドルを調達していた。2024年初頭に終了した最新の資金調達ラウンドにより、総投資額は2億ドルを超えた。
同社は新たな資金をチップの生産拡大とエンジニアリングチームの拡充に使用する計画だ。Etchedは今年後半に最初の商用製品の出荷を開始し、データセンターでの大規模AI推論ワークロードへの初期導入を目指している。
情報源
- TechCrunch二次情報源
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