宇宙
アディティアL1、コロナ加熱の93%は磁気リコネクションと判明
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インド宇宙研究機関の太陽観測衛星アディティアL1のデータを用いた研究で、太陽のコロナ(最外層)を数百万度に保つエネルギーの93%が磁気リコネクション(磁力線の再結合)によるもので、太陽表面の対流運動が供給するのはわずか7%であることが明らかになった。この研究成果は『アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ』に掲載された。
インド天体物理学研究所のR・ラメシュ教授が率いる研究チームは、コロナが光球よりもはるかに高温である理由と、コロナ質量放出(CME)後にコロナがどのように回復するかを説明した。
コロナの平均温度は約200万度、最高で4000万度に達する。一方、光球の温度は約5500度、太陽の中心部は1500万度である。
フレアやCMEはコロナで発生し、地球の電力網や衛星、通信に障害を引き起こす地磁気嵐を誘発することがある。
太陽活動が静穏な期間には1日あたり2〜3回のCMEが発生するが、11年周期の極大期には10回以上に増加する。各CMEは莫大なエネルギーを放出するが、コロナは冷えることがない。
研究チームは、アディティアL1に搭載された可視輝線コロナグラフ(VELC)を用いて、2024年8月5日に発生した非常に高エネルギーのCMEを分析した。その結果、わずか10時間以内に、もつれた磁力線が再結合し、コロナのエネルギーが回復したことが確認された。
ラメシュ教授は、この発見は「太陽大気におけるエネルギー生成の将来の研究にとって重要な基準となる」と述べ、現在の論理では説明できない基礎物理学の疑問に答える助けになるとしている。
情報源
- BBC Science二次情報源
- BBC World二次情報源
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